耐震補強のあるリフォーム・・・大田区西六郷 | おきんぎょはどこへ?

耐震補強のあるリフォーム・・・大田区西六郷

補強を行い、解体も一段落した所で建物の傾き状態を調べてみました。

すると、大分沈下していることが判明しました。

一番、傾きが大きい所で1/100程度でした。この傾きが何を意味するかというと・・・


床が傾く程度によって住む人や建物の構造上の障害が出てきます。


5/1000・・・ 傾斜を感じます。
6/1000・・・ 不同沈下を意識します。
8/1000・・・ 傾いているという強い意識が生じ、苦情が発生します。

(これ以上の傾きは災害による住家被害認定となるレベルです。)

1/100以上、1/60未満・・・半壊扱い 居住者が苦痛を感じるとされている値

1/60以上、1/20未満・・・大規模半壊扱い ふらふら感 構造上の支障が生じる値
1/20以上 ・・・全壊扱い めまい 吐き気 睡眠障害


定義に当てはめてみると半壊扱いです。

さすがにこのまま工事を進める訳にもいかないので建築主に事情を説明して不同沈下対策を施すことになりました。

 急遽、専門の会社に頼むことになりました。

今回お世話になったのはジーエル工房さん+アップハウスさん(http://www.uphouse.biz/ )です。


(1)建物の基礎下を手で(!)掘って行きます。

そこにコンクリートブロック杭を埋め込んで行きます。

鋼管タイプ杭もあるそうですが、錆を考慮してコンクリート製なのだそうです。
おきんぎょはどこへ?・・・品川区の沖設計一級建築士事務所

(2)基礎下にコンクリートブロック杭を1つ設置します。
おきんぎょはどこへ?・・・品川区の沖設計一級建築士事務所


(3)既存基礎とコンクリートブロック杭の間に油圧ジャッキを設置します。

   油圧ジャッキを作動させ、コンクリートブロック杭を圧入していきます。
おきんぎょはどこへ?・・・品川区の沖設計一級建築士事務所


(4)埋め込んだら、次のコンクリートブロック杭を設置して再度、圧入して行きます。
おきんぎょはどこへ?・・・品川区の沖設計一級建築士事務所

(5)これを繰り返し、圧入不可になるまで続けます。

   目安は近隣データや地盤データによる支持層までです。

   今回のケースでは11箇所行いました。

おきんぎょはどこへ?・・・品川区の沖設計一級建築士事務所

(6)圧入完了後修正固定ジャッキを設置します。

   ジャッキを作動させて建物全体が水平になるように調整します。
おきんぎょはどこへ?・・・品川区の沖設計一級建築士事務所

(7)水平になったらジャッキを取り除き、コンクリートで修正固定ジャッキを覆います。

  その後埋め戻して完了。


おきんぎょはどこへ?・・・品川区の沖設計一級建築士事務所