以前にFBの「地域猫活動TNRお役立ち情報」で投稿した記事を紹介します。FBだと、情報に埋もれてしまいやすいので、ブログにまとめることにしました。

 

沖縄奄美では猫が希少生物を捕食することから、猫を捕獲する取り組みが行われています。しかしながら、捕獲された猫を愛護団体などが猫を引き取らなければ、殺処分になってしまうというところで、世論が二分(やむを得ない、かわいそう、許せない などなど)しています

 

ところで、奄美沖縄以外の猫による希少生物捕食問題が起きた地域で、この問題にどう対処しているのか調べました。

 

天売島

猫のTNRを行ったが、猫の希少生物保護効果が出ず、TNRから猫の保護譲渡に切り替えて、希少生物保護活動を行なっているそうです。


以前FBでまとめた記事↓

https://www.facebook.com/groups/1137012790404156/permalink/1320596872045746/

 

 

 

 

御蔵島

天売島と同じく、猫のTNRを行うも、希少生物保護効果がでず、保護譲渡に切り替えて希少生物保護活動をしているそうです。


以前FBでまとめた記事↓

https://www.facebook.com/groups/1137012790404156/permalink/1319897085449058/

 

 

 

 

徳之島

希少生物生息域は猫の捕獲後のシェルター移動、生息域外ではTNRを行い、世界自然遺産登録達成しました。


以前FBでまとめた記事↓

https://www.facebook.com/groups/1137012790404156/permalink/1310738686364898/

 

 

 

 

対馬

ツシマヤマネコをイエネコのもつ感染症から守るため、TNRと猫条例などの取り組みを行っています。


以前FBでまとめた記事↓

https://www.facebook.com/groups/1137012790404156/permalink/1319295825509184/

 

 

 

 

小笠原諸島

東京都獣医師会の力強い協力もあり、集落近くはTNR、山林は保護譲渡、飼い猫の適正飼養の徹底などが行われています。


以前FBでまとめた記事↓

https://www.facebook.com/groups/1137012790404156/permalink/1324047571700676/

 

 

 

 

 

実は殺処分を辞さない、希少生物保護を目的とした猫対策は、奄美沖縄の世界自然遺産以前では、行われてこなかったことだったようです。

 

これは、奄美沖縄のノネコ駆除問題が物議を醸した理由の一つでもあるかと思います。

 

山林にいる猫を希少生物保護のために捕獲駆除することは、海外では珍しいことではないと言われています。しかしながら、こういった殺処分を前提としないような先例が続いたことは、「殺すのはちょっと気が引ける」という強い思いが背景にあったのではないかと思います。