環境を変える──。

 

正直に言いますと、いまのわたしはネット麻雀・天鳳さえあればリアル麻雀なしでもそれなりに満たされた生活を送ることができます。それくらい天鳳というフィールドが(超引きこもり体質の)自分にはマッチしているのです。

 

だがでもしかし、だけれども。

 

競技麻雀に一切未練がないかというと、もちろんそんなことはないわけで。というか、ぶっちゃけありまくりなわけで。だって人間だもの。

 

ということはつまり、自ずと次に進むべき道は決まっているようなものですが…。

 

もし仮に最高位戦以外の団体で競技麻雀を続けたいと考えた場合、まず真っ先に浮かぶワードは…そう、日本プロ麻雀連盟であります。

 

連盟にはわたしと同じような麻雀観を持っている方が大勢いらっしゃる(可能性が高い)というのが第一の理由ですが、もちろんそれだけではございません。

 

単刀直入に言わせていただきますと、わたしは同団体のリーグ戦で現在採用されている一発&裏ドラのない、いわゆる「連盟公式ルール」に強く惹かれております。自身の実力は抜きにして、「自分との戦い」とも形容できるあのルールでリーグ戦(あくまでもリーグ戦です)を戦ってみたいと純粋に思うのです。

 

さらにもうひとつ理由を付け加えますと、じつは最近、生粋の男嫌いだったはずなのになぜか年上の男性を欲するようになっているのです。いや、そういう(どういう?)意味ではなく。

 

わたしは現在、47歳であります。ということはつまり、ほとんどの収録現場で最年長、ベテラン、大御所…みたいな感じになってしまうわけで。

 

演者、裏方を問わず次から次へと若人が参入しまくっている業界ゆえ当然といえば当然なのですが、できれば2番手、3番手あたりで気楽に生きていきたいと願うわたしには、この状況はいささか切なくつらいものがあり、こころのバランスを取るためにもできれば自分より年上の方々ともっと接したいといつしか思うようになったのです。

 

さて、ここまで条件が整っているならあとは行動あるのみ。……なのですが、そこにはひとつ問題がありました。それはなにか?

 

わたしがネット麻雀・天鳳を打ちまくっているということであります。

 

日本プロ麻雀連盟は独自のネット麻雀「ロン2(ロンロン)」を有しており、さらにパチスロのモチーフにもなっている「麻雀格闘倶楽部」におもーっきし協力している団体であります。つまり簡単にいうと、天鳳はそういった媒体のライバルというわけです。

 

一旦、競技麻雀の世界から退き天鳳を続けるか、それとも天鳳をやめて連盟の扉を叩くか──。

 

他人さまからすれば「どっちでもええやんw」という話ですが、わたしにとっては自身の中期的な未来を決定づける超重要案件だったのです。

 

そしてこの究極の2択問題に答えを出せぬまま悶々とした日々を送っていたある日、わたしの元に超ビッグニュースが飛び込んできたのであります。

 

「天鳳位vs連盟プロ」──。

 

は!? なにこれ!? 天鳳位と連盟プロが戦うって…どゆこと!?

 

まさに青天の霹靂であります。連盟と天鳳が協力して対局番組を作るということは、ひょっとして…。

 

そこからは一気呵成でした。まず盟友の某氏に時間を作ってもらいこちらの考えを説明。さらにその数週間後、某氏に同席してもらいつつ某氏の上司的な某氏(ややこしくてサーセン)にご足労を願い、いま一度こちらの考えを詳しく説明。

 

その結果──「沖さんの考えは理解しました。では諸々落ち着いたら改めて理事会で話し合い、もし問題がなければ入会試験を受けていただくということで…」という返事を頂戴し、いまに至るというわけであります。

 

※当然のことながら「引き抜き」のようなことは一切ありません。もし仮にあったとしたら、もっとうまく立ち回って試験なしで移籍します(キッパリ断言)。

 

つまり現時点では移籍が確定しているどころか、連盟の入会試験を受験できるかどうかも定かではないという状況なのです。いやマジで。いやホントに。

 

なお、これだけはお断りしておきたいのですが、今回の自身の行動/言動により最高位戦ならびに連盟の両団体にご迷惑をおかけするつもりは一切ございません。

 

このウェブログを公開した後、もし万が一なんらかのトラブルが生じた場合は即座にすべてを白紙に戻し、いち競技麻雀ファンとして悠々自適なセカンドライフを存分に楽しませていただく所存でございます。

 

ではご報告・第二弾、いきます。

 

わたくし沖ヒカルは(もし許可が下りれば)2018年3月に実施される日本プロ麻雀連盟の入会試験を受験します。

 

長年の不摂生がたたり気力、体力、目、肩、腰、耳、その他諸々すべてがよらよらになっておりますゆえ、おそらく超真剣にリアル麻雀を打てるのはあと5年くらいでしょう。

 

逆にいうと、できればあと5年は超真剣にリアル麻雀を打ちたい。いや、打たせていただきたい。

 

競技麻雀界で日々切磋琢磨している友人知人先輩後輩のみなさま、そんなわたしに清き一票をよろしくお願い申し上げます。

 

というわけで、長々とお付き合いいただき本当にありがとうござんした!

 

はたして48歳のド新人Eリーガー誕生なるか!? すべてを流れにゆだねつつ態勢を整え、来たるべき時を待ちたいと思います。

 

【ご報告終了】

 

 

追記…

 

最高位戦のみなさま、5年間本当にありがとうございました。みなさまのおかげで「最高位戦の競技選手になる」という、自分が高校生の頃から焦がれていた夢を叶えることができました。

 

C3リーグからスタートし、一時はC1まで上がるも最後の最後に降級して元のC3に戻るという、設定2の波悪ハナハナみたいななんとも情けない結末でしたが、本当にこの5年間は自分にとってかけがえのない時間でした。

 

そして今回の一件、大変申し訳ございません。一連の流れをひと通り説明したあとに「沖さんの気持ちは十分伝わりました。これからどうなるかわかりませんが、がんばってくださいね!」とやさしい温かい言葉を投げかけてくださった某先輩には感謝しかございません。

 

たとえどんな形であれ、今後もみなさまとはお付き合いさせていただく予定ですので、どこかでお会いした際には存分にディスってくださいw

 

楽しかったことつらかったこと困惑したこと…思い出を語れば永遠に書き続けられるのですが、それはまた違う機会にということで、今回はこのあたりで失礼させていただきます。

 

最後になりましたが、みなさまはわたしにとって最高の師匠であり、最高の友人であり、そして最高のライバルでした。

 

最高位戦日本プロ麻雀協会にさらなる幸あらんことを!!!

 

【了】