協会所属/吉田基成プロの面接を受けてマーチャオグループの店で打ち子のアルバイトをはじめる。
…というリアルな夢を見ました。初回の本走は2着でした。ここ数日、なぜか夢をよく見る沖ヒカルでございます。
さて、現在の私は「天鳳」というネット麻雀を中心に生きているといっても過言ではありません。
連投業務で疲弊している日はさすがに打ちませんが、普段は最低でも2〜4時間、休みの日はそれこそ12時間くらい天鳳を打っております。もはや「生きがい」という次元を通り越しているかもしれません。
正直に云いますと、3年前までの私はネット麻雀にまったくといっていいほど興味がありませんでした。もっと正直に云いますと、ネット麻雀というものを完全に小馬鹿にしておりました。
は? ネットで麻雀? なにが楽しいの? それって麻雀じゃなくてただの絵合わせ遊びだよね? いやいや麻雀ってそういうゲームじゃないだろ。生身の人間同士がガチで対峙する、もっと崇高でロマン溢れる熱い勝負だろ。
で、なにを賭けるの? は? ポイント!? なにそれw ポイントが増えたとか減ったとか、それで一喜一憂する遊びなの? ウケるんですけどw それってマジでウケるんですけど〜〜ww つかやっぱネットで麻雀とか考えられねーし。つかあり得ねーし。笑っちゃうよね。ぼーくぼーく、笑っちゃいます〜〜の世界だよね。アハハ。アッハーンwww
これが当時の正直な私の感覚でした。
==========
高校生の頃からあこがれていた最高位戦に所属して数ヶ月が経ったころ、私は悩んでいました。
あかん…周りがガチ勢すぎるわ(当たり前)。わいには圧倒的に基礎力が足りなさすぎるわ(当たり前)。
当然のことながら競技麻雀のベースはヨンマ(四人麻雀)であります。しかし私は過去15年間サンマ(三人麻雀)しか打っていなかったのです。
四人麻雀の感覚を取り戻すためにはもっとヨンマを打たなければいけない。しかし…その時間を作れない。
今でこそある程度、業務をセーブして自由な時間を確保しておりますが、当時の私は仕事の鬼…というのはちょっと言い過ぎか。まァでもスケが合う限り来るオファーはすべてお引き受けするというスタンスで生きておりました。
ヨンマを打ちたい。
しかし時間がない。
ぜんたい、わてはどうすればええのんかえ。なにをどうすれば業務と麻雀を両立できるのんかえ。
はっ!? ネット…麻雀…?
じつは最高位戦に入る2年ほど前、《ハイブリッド麻雀リーグ》という対局番組のオファーを頂戴したときから「無料で遊べるフラッシュ麻雀」みたいなゲームはたまに打っていました。
しかしこのゲームは対戦相手が全員コンピューターで、それはもう狂おしいほどにつまらなく、打っていてもなんの練習にもならないなと肌で感じるような代物でした。
もっと麻雀をガチで練習できるゲームはないものか。ネットでいろいろ調べていたそのとき…「天鳳」という文字を見つけたのであります。
《次回に続く》
責了