昨日のニコ生でも軽く話したのだけれども、いまいちわかりづらかったもしらんのでこの場をお借りしてもう一度ご説明をばさせていただきとう存じまふ。

キャメラの前でワァワァ/キャアキャア演技(演技?)するという猿回しの猿のような神楽坂の芸姑はんのような職業柄、ツイッターなどのSNSを介して視聴者さまからいろんなご意見を頂戴する。

その大半はアットホームというか温かいというか、まあなんていうか比較的肯定的なものが多いのだけれども、なかには奇特なおぼこちゃんがいらっしゃるようで、そういった方々は「お前はバカだ」「お前は面白くない」「お前は妖怪人間だ」「お前は即刻、腹を斬れ」なんてなことをわざわざ本人に伝えてくださるのである。

私はそういったご意見を頂戴するたびに、

「さきほどこのようなご意見が届きました。いっやー、率直なご感想だなァ。僕もまだまだ精進せんければあきませぬ。反省、のち感謝」

と、自戒の念を込めて世間さまにそのご意見を公開するようにしているのだが、べつにこの行為は「みなさん! 僕はよくわからないひとからこんな誹謗中傷を受けています! 叩かれています! こんなかわいそうな僕をなぐさめてね…(しっとり)」といったことを伝えたいわけではなく、それはもう素直に愚直にまっすぐに、正真正銘こころの底からそういったご意見に感謝しているのである。

それはなぜか?
私が生粋の「性悪説論者」だからである。

性悪説とは《人間の本質は「悪」であり、世の中の大半の人間は社会生活を営む上で嘘をついて(本質を隠して)生きている》という考え方で、ということはつまりどういうことかというと、罵詈雑言を送ってくれるひとこそが人間本来の姿であると。そのように僕は考えるわけですね。僕は。ぼかぁ。

立川談志、上岡龍太郎、久米宏、伊集院光、社会学者の宮台真司などなど、ややもすると他人を傷つけてしまうような激しい論調/口調で自身の考えを述べるひとたちが私は大好きで、私自身もそのような人間になりたいなァと日々思っている。

つまり簡単に言うと、日常の雑務に追われて忘れがちなそういったことを私に思い起こさせてくれることに感謝、ということだったんですね。おほほ。

花押