はいどうも。大人数での飲み会が著しく苦手な宴会部長こと沖ヒカルでございます。ちなみに必勝ガイド系の忘年会には15年近く参加しておりません。

我ながらどうかと思います。

さておき、本日は神楽坂の「ばかんす」という雀荘で私設リーグに参加してきました。

神楽坂ばかんす──競技麻雀に興味がある方なら、一度は名前を聞いたことがあるのではないでせうか。様々な団体のリーグ戦やタイトル戦が行われている、あの店であります。

ばかんすには最高位戦の研修やAリーグの採譜などで過去に数回オジャマモンしたことがあるのですが、その際、厨房的な場所に足を踏み入れる機会がありまして。

そこで私は、あるお宝を発見しました。

棚と壁の隙間に放置されている、少しく汚れた色紙。そこにはなんと……「色川」の文字がっ!

知っている方も少しはいらっしゃるかもしれませんが、色川とは麻雀放浪記でお馴染み、雀聖・阿佐田哲也の本名であります。

私は高校生の頃から阿佐田哲也という人間を崇拝しております。

阿佐田の生家が、ばかんすのある神楽坂(新宿区矢来町)にあったことを知っている私は震えました。ひょっとしてこれは、本物かもしらん──。

私はその色紙に触れました。

ぐわわわわーーん。

全身に電気が走りました。

一瞬、ほんの一瞬だけ、こんな目立たない場所にゴミのように放置してるんだったらこのまま黙って持って帰ってこましたろかしらん、みたいなことを考え……はしません。しませんが、ぶっちゃけそう思ったのは事実です。※ようは考えた、ということです。

その日は最高位戦の研修で貸し切りだったため、お店の方は不在でした。もしいらっしゃったなら、正味の話、ナンボで譲ってもらえるか交渉しようと思っていました。

※10万なら激安。50万なら即買い。100万なら…超ギリギリで買い。200万は…さすがに断念。という気持ちでした(真剣)。

そして本日。ばかんすに入店すると……お店の方がいらっしゃるではあーりませんか!(当たり前だけどな)

開口一番、私は小声でこう切り出しました。

「あの……その棚の裏側に阿佐田哲也先生の色紙がありますよね?(ゴクリ)」

──あ、はい。ありますね。

「それって……本物ですか?(ゴクリ)」

──いっやー、じつはこれ印刷なんですよねー。じゃなきゃ、こんな場所に置いておかないですよー(笑)。見ます?

「見ます見ます! 見せてもらいます!」

──ほら、印刷でしょ?

「でも、この字は阿佐田本人が書いたんすよね?」

──おそらくそう思いますけど……詳しくはわからないっすねー(半笑い)。

「しゃ、写真撮ってもいいすか?(ド汗)」

──もちろんいいですよ。はいどうぞ。

かような経緯を経てゲットしたのが、以下の写真であります。

↓裏面には色川武大のプロフィール。
$狂人雑記 ~俺、神に祈って~

表面には「杏(あんず)を貰ったら、桃の実を、返そう──色川武大」
$狂人雑記 ~俺、神に祈って~


ぶっちゃけ、なんでどうして杏(あんず)を貰ったら桃の実を返さなあかんのかイマイチ意味はわかりませんが(おそらく、親切にされたらもっと大きな親切で返そう、みたいな?)、とにかく素晴らしい色紙であります。

今度行ったときにコピーさせてもらおうかなあ。いやマジでマジで。

責了

追記(簡易スケコピー)
◆11/29(金)…日本のどこか
◆12/04(水)…山口・マルギン南岩国店《パチ天ロケwithトクサン》
◆12/08(日)…福島・パーラーしのぶ駅前店/西インター店
◆12/12(木)…群馬・パチンコ東天閣《オモスロケwithトクサン》
◆12/15(日)…東京・麻雀オフ会日本一決定戦《麻雀ZOO池袋東口本店》
◆12/18(水)…埼玉・ミスターパチンコ深谷店《オモスロケwithトクサン》