今日は何の日? -167ページ目

3月2日 お水送り

 福井県小浜(おばま)市の神宮寺の行事で、奈良東大寺のお水取りに先立って行われる送水の儀式。
 奈良天平(てんぴょう)のころ、東大寺の修二会(しゅにえ=旧暦2月に行われる法会)に全国の神々が招かれたが、若狭(現在の福井県)の遠敷(おにゅう)明神がこれに遅刻、おわびに仏前に供える香水(こうずい)を若狭から送ると約束したという伝説にちなむ。
 当日は寺で護摩をたき(護摩木をたいてい祈る密教の修法をいう)、その日を松明(たいまつ)に移して、僧侶や修験者、一般参加者が遠敷川の上流、鵜の瀬まで行列する。鵜の瀬に到着すると、送水文を読み上げ、竹筒から香水を流す。この日流された清水は、鵜の瀬から地中にしみこみ、10日間かけて東大寺二月堂の若狭井(わかさい)に届くという。