おはようございます。
今週もよろしくお願いします。
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Oki-Shouten ━━━
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先日ある学校区の衣料組合の方が、
組織の役員改選で担当が代わったため
そのご挨拶で来社されました。
これまでの年配の担当者とは異なり
随分とお若い方です。
呉服店の息子さんで、父の跡を継ぎ、
最近店主になったばかりだそうです。
年齢を聞いてみると、
学年でいうと私の1つ下の方でした。
同じ世代で、
世の中に対するものの見方が似ているのか
これまでの担当者とは異なり
随分と意見が合いました。
弊社の学生服販売方針は、
『お客様のご要望を尊重し、
“良い商品” を “お安く” 提供する』
です。
販売方法も、
従来より直接販売(問屋➤お客様)
が基本です。
しかし、地域や学校の意向で
従来までの販売方法を
踏襲することもあります。
すなわち、
問屋➤小売➤お客様
という流通ルートです。
お客様に対するスタンスが異なるため、
流通ルート、販売方針、販売価格について
これまで衣料組合(小売店)と弊社は
たびたび衝突 してきました。
今回来社された若い担当者は、
「私ども衣料組合と御社との
これまでの経緯は聞いております。
担当が代わったばかりで
まだ不慣れではありますが、
お客様である生徒・保護者様のことを
第一に考え一緒に協力していきたいです。」
嬉しい言葉でした。
目の前の自分達の利益だけではなく、
お客様の要望と利便性を尊重し、
それをお互いに共有できるなら
これまでとは違う形の取引関係も
再構築できるのではないか。
そういう光明を見いだせた時間でも
ありました。
将来を見据えてこういう前向きな話
をできる小売店の後継者がいるのなら、
こちらの色メガネだけで見てはいけないな
と改めて考えさせられました。