変化の激しいグローバル経済の時代に、どうやって日本企業
が世界を相手に勝ち残っていくか、とか、日本の閉塞感をど
うやって打破して内需を喚起していくか、など、日本経済に
対する様々な課題や懸念がメディアに報道されてきましたが、
3.11の地震以来、日本中がそういった後ろ向きな不安感から
日本を立て直さなければ、、、という前向きな意識に変わら
ざるをえない状況になりました。これまで言っていた課題と
か不安は、ぬるま湯に浸かって第三者的で評論家的な発言で
あったことを(私も含め)多くの人が自覚したのではないで
しょうか。むしろ、東北で苦しんでいる被災者の方々の状態
を目の当たりにすることで、そうは言っても今の自分が幸せ
な状態であることを客観的に認識し、発言だけではなく、自
分はどういう行動ができるのかを真剣に考えるように変わっ
てきた、といった方があたっているかもしれません。
人間は社会的な動物だな、、、と実感します。自分の意識は
自らの意志で変えられる、と一見思うのですが、その自分自
身でさえ周りとの関係性の中で形成されている、ということ
ですので、周りを無視してわが道をいくとか、自分の意識を
好きなように変えるということは無理なことなんだと思いま
す。(無人島や山奥でたった一人でも生活していける人は別
として。。。。(笑))
私は2009年から会社の中で自己啓発の研修を企画、運営
しているのですが、それは若手リーダー育成を目的にしてい
ます。閉塞感を如何に打破するか、はリーダーの意志にかか
っている、と考えていましたので、社内の大多数が後ろ向き
な状況のときに、前向きに考えて行動できる人材=リーダー
候補に対して、潜在意識を刺激し、顕在化させて、自ら行動
する層を増やしていきたい、という思いで始めました。この
研修は社内のいろんな職場の普段会ったこともない、一緒に
仕事もしたことのない、同じ階層の人を集めて、自分たちの
個々人の課題をシェアし、話しあう中で解を見つけていくと
いうことを実践する研修で、3年目となる2011年も継続
してやっていくつもりです。この研修の中では、他人の意見
を聞く、自らの意見を語る、ということでの気づきによって、
意識が変わるということ、更には意識を変えるための行動を
自ら実践する、というところを狙って内容を組み立てていま
す。(また後日ブログにも書きたいと思います。)自らリー
ダーを自覚し、行動することが今の時代求められているを痛
感しています。
震災の有無に拘わらず、課題、困難、懸念、不安、閉塞感、、
こういったものは全て物理的な事象ではなく、人間だからこ
そ感じる心のうちにあるものですので、そこを打破していく
ことは人間が精神的に克服していくことに他ならないだと思
います。(人間の精神がなければ、地震も津波も単なる地球
上の自然現象だけであって、災害でも、困難でもないです。)
そうだからこそ、人が人を救う(人間の精神を持った強い立
場にいる人が、弱い立場にいる人を助ける)ということの意
味があり、それを美しい、価値があると感じる心が私たちの
中にあり、共生することで人間の生き方というものを後世に
つないでいこうとする私たち人間の総体としての意志がある
のだと思います。
震災という出来事を通じて、意識がかわる、意識を変えざる
をえない、ということを自覚した人は多いかと思いますが、
この機会に僕たちは自分だけで生きているのではない、とい
うことを強く感じました。多くの人間が後ろを向いていると
き、苦しんでいるとき、希望がもてないときに、そういうと
きだからこそ、前向きに、悲しみを乗り越えて、希望をもっ
て行動するリーダーが必要であり、一人ひとりがリーダーだ
という意識をもって行動することが求められています。誰し
も自分の人生の一番の支配者は自分ですので、自分は自分に
とってのリーダーなのだと自覚し、その上で自分の周りの総
体(家族、友人、隣人、チーム、組織、民族、、、、、)の
一員として自分は何ができるのか、を日々考え、行動できる
とすばらしい社会になっていくのではないか、と感じます。
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