ブログの設定などを見ていたら、2020年に書いたものが下書きに残っていました。もったいないので(?)今更だけど投稿したいと思います。

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『文学は何の役に立つのか?』

私が好きな作家平野啓一郎さんの昨年の講演の講演録を読みました。日本近代文学会の機関誌にまとめられています。(2020年当時なので2019年の講演です。)

タイトルの通り文学を中心にした話の展開ですが、近年主流になりつつある『生活または経済活動に「役に立つ=必要」「役に立たない=不要」』の二択の考え方だけでいいのかという問いかけです。相模原の障害者施設での殺傷事件についても触れています。

講演録にアクセスできるようであれば、是非読んでもらいたい!

本人が究極に短くまとめた(?)のがこちらのツイート。

私はTwitterやってませんが。
2023年現在はやってます。

私の仕事にも関係することなので、熱烈オススメ!
大学でもよく議論される話題なんです。(大学勤務です。)いわゆるリベラルアーツの重要性。

リベラルアーツとはなんぞやという場合はこちらがわかりやすいかと思います。



大学の予算縮小で、まず切っていくのが学生数が少ない学科。例えば、哲学や人類学などの「仕事に直結しない」と思われがちな学問です。まさに「そんなの勉強して何の役に立つのか?」と言われやすい分野。というわけで、理系の学部や経済学部などが大事に扱われることが多いです。これは国を問わずな傾向のように見えます。

私は言語関連なので、まだ「仕事に使える」と見なされる分野ですが、AI翻訳が発達したら「必要ない」と言われることになるのかもしれません。
ちょっと話が逸れますが、DeepL(翻訳ツール)は結構自然な文章に翻訳されるような気がします。すごい。まだ言語数が少ないけれど、普及しそう。

ギザギザ     ギザギザ     ギザギザ

ここまで書いてありました。
今はDeepLどころか、ChatGPTですよね。
でも、私は最近、英語からウクライナ語への翻訳でDeepLのお世話になっています。なぜウクライナ語なのかは近々書きたいと思います。