こんにちは!おこげです。
昨日はブログ書くぞと思っていたのですが…
もう寝たいdogが寝室で待機してました。
ウン、寝ようね
今朝5時に起きてブログ書きました。
昨日頑張ったのでウェアも完成したし、さて、今日は何しよう…
考えてたらぽんと浮かんだ。
糸を紡ごう。
紡ぎ車を出して、糸紡ぎ。
全然うまくいかない〜なんで〜!なんて
1人で大騒動しながら紡ぎました。笑
ナバホプライにも挑戦しました。
1本の単糸から3本よりの糸を紡ぐ、魔法のような技法です
糸紡ぎは、私が20代の10年間を心血注いで楽しんだ趣味でした。
編み物よりも糸紡ぎが好きでした。販売したり個展を開いたりもしたんですよ。昔取った杵柄!
だけど、ある時糸紡ぎがキッカケで、心がパリンと割れる出来事が起こりました。
とても悲しい出来事で、それ以来私は坂道を転がり落ちるように調子を崩し、ついに精神科に入院してしまったのです
糸を紡ぐと、その悲しい出来事を思い出すようになりました。手が、止まってしまうんです。10分と紡げない。そんな日々が続きました。7年間私はほとんど糸を紡いでいません。
それが今日は…
1時間も2時間も紡ぎ車の前に座っていました。解された羊毛もついには無くなり、解し作業を並行して夢中で紡ぎました。
紡いでいるうちにコツを思い出し、美しい糸が紡げるようになりました
私には目標ができました。
毛糸をたくさん紡いでセーターを作ります!
幸い、糸紡ぎから離れてた7年間で私の編み物技術は向上しました。簡単なものですが、年に数着のウェアを編めるようになりました。
その模様をYouTubeで発信していきます
糸を紡げなかった7年の間
正直、もう二度と糸を紡ぐことはないと思うことも何度かありました。
紡ぎ車を手放そうと考えたのも、1度や2度ではありません。
紡ぎ車のまえに座ると呼吸も止まりそうなほど激しいフラッシュバックに襲われることもありました。
だけどやっぱり私は糸紡ぎを手放せなかった!
一生糸紡ぎから離れないと誓って、時間も疲れも忘れてただただ夢中に紡ぎ車の前に向かってた日々が思い出されて…
だから、また紡ぎ車と向き合って楽しく糸が紡げた今日、私は奇跡が起こったと思いました。
神様がまた私を紡ぎ車の前に座らせてくれたと思いました。
紡いでる間、辛い思い出は少しもフラッシュバックしませんでした。ただ、目の前の羊毛が糸になるのをひたすら見つめ続けました。
本当に良かった!私、本当に生きてて良かった!あの時死なないで良かった!!
こんな日が来るなんて思ってもみなかったです。
これからは編み物ももちろん楽しんでいきますが、糸も紡いでいきます。
糸紡ぎをする人の事を「スピナー」と呼びます。
スピナーのおこげのこともよろしくお願いいたします