ピーピー豆は、4月半ばに怪我をして以来、休職中だ。

まとまった時間が突然できてしまったので英語を勉強している。

TOEIC受験を視野にいれている様子。

 

「TOEICの勉強は時間の無駄だ、実際の現場では役にたたない。」という意見がある。

また、TOEIC受験者をサポートする、先生、教材、ビデオは星の数ほどある。

 

どちらが正しいのか?というよりも、自分はどうやって英語に向き合うのか?

 

ピーピー豆はこの10年程度、英語をコツコツと自己流で勉強してきた。

正式な英語教育を受けたのは発音矯正を2年半、それだけだ。

TOEICの成績は、胸をはって言えるレベルではない、525点。

 

履歴書に書き込めるレベルのスコアは欲しいと思っている。

それが容易でないことも知っている、そこで彼は再度勉強を始めた。

今回の怪我は彼にとって大きな意味を持っている。

人生転換期のお告げだ。

 

「一番やりたかった、英語に取り組もう」とにかく、彼はそう思った。

彼の部屋には英語に関する本が山ほどある。

英検、TOEIC、単語集、文法書、勉強法のノウハウ、それから洋書。

どれも最初の数ページしか読んでいない。

 

ハイスコアを目指すほど、まず「単語」を覚えなくてはいけない。

書かれている文章の意味が分からなければ、答えようがないからだ。

「こんな難しい単語、実際に使うんかな?」レベルが上がるほど難しい単語が出てくる。

ハイスコア保持者は皆さん、こういう単語を理解する段階を経た、ということだな。

今、ピーピー豆はやっとそれに気がつき、取り組み始めた。

体操競技で言えば「規定演技」のようなものなのかもしれない。

彼は、そう思っているらしい。

 

負けるな、ピーピー豆!