1分45秒52という驚異的なトラックレコードで駆け抜け、ドバイデューティフリー(G1・芝1800メートル)を6馬身1/4差で快勝したジャスタウェイ(牡5歳)に、海外の関係者から続々と称賛の声が寄せられている。
 2着に破れたG12勝馬ウェルキンゲトリクス(牡4歳)のC・スミヨン騎手は、「直線へ向いた時には勝てると思ったのに、すぐ脇を飛ぶように駆け抜けて行く馬がいるのを見て、言葉をなくした」とコメント。英国の競馬紙レーシングポストも、[誰もが口をアングリと開けて見つめた、ウルトラ・インプレッシヴ(=超印象的)なパフォーマンス]と絶賛。極め付きは同じレーシングポストのレース分析欄で、[この馬がロイヤルアスコットのプリンスオヴウェールズS(G1・芝10F)に向かうなら、(ここが目標の)トレヴも、その存在を心に留めざるを得なくなるだろう]と、ジャスタウェイが無敗の凱旋門賞馬の強力なライバルに浮上したと論評している。
 シーマクラシック(G1)を制した後、キングジョージ(G1)に挑み3着に惨敗した父ハーツクライの無念を晴らすためにも、ジャスタウェイには、ぜひ英国遠征を敢行してほしいものである。

*中スポから