長編候補① | 暇人のAKB小説置き場

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どうも、オケラです。

ここでは、AKBの小説を載せていこうと思っています。

どうぞ、宜しくお願いします

 佐江は恋愛を知らない。
 愛も、恋も分からない。

 だけど……それで良かった。
 知らなくても、分からなくても、
 不便はしなかった。


 だから、それで良いと思っていた。



「ず、ずっと前から好きでした……付き合ってください!!」



 そう言って、
 佐江に頭を下げてきたのは、
 クラスメイトのとも~み。

 佐江は、とも~みの事が『好き』だった。
 友達にとも~みのことどう思うと聞かれたら、
 絶対に『好き』と答えられる。

 だから、付き合っても良いと思った。
 とも~みも佐江のことが『好き』で、
 佐江もとも~みのことが『好き』だから、
 何も問題はない。


 そう、勘違いした。


「うん、いいよ。付き合おっか」


 佐江の返事に、
 とも~みは泣いて喜んだ。
 なんで泣いているんだろう?
 そう佐江は思った。

 そんなに嬉しいものかな?
 『好きな人』と付き合うって。

 とも~みは泣いている。
 だけど、佐江は全然泣く気になれない。
 そもそも、そこまで嬉しいとも思ってない。


 だけど、とも~みのことは『好き』。
 だから、佐江ととも~みはうまくいくと思う。



 いや、


 うまくいくと思っていた。




 君と、出会ってしまうまでは。




「あ、あの……ハンカチ、落としましたよ」




 ある日、
 君にそう話しかけられた。

 それは偶然で、たまたまで、
 この日、この場所でハンカチを落とさなかったら、
 出会ってない人だった。

 だから、佐江はその偶然を憎んだ。
 出会わない方が良かったのかもしれない。


 だって、佐江は、



 君を見た時、
 初めて、胸が締め付けられるような感覚に襲われた。



 これがなんなのか、
 佐江が理解するのに、
 時間は掛からなかった。


 ああ、
 そうか、




 佐江は、君のことが……『好き』なんだ。




 この時初めて、
 佐江は、恋を知った。





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はい、

佐江ちゃんの恋愛ものが良いという意見が多かったので、

書いてみました。


まだ候補です。

続編を書くかは分かりません。


ちなみに、ヒロインはゆきりんです。