[ソウル/ハーグ 26日 ロイター] - 日本と韓国の当局によると、北朝鮮は26日未明、東海(日本海)に向けて「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイル2発を発射した。北朝鮮がノドンを発射したのは約4年ぶり。
1発目は同日午前2時35分に発射された。韓国軍司令部の当局者は、ミサイルは約650キロメートル飛行し、東海に落下したと明らかにした。ノドンの最大射程は約1300キロメートルで、日本に到達可能な能力を持つ。
ノドンの発射は、オランダ・ハーグでの日米韓首脳会議や米韓合同軍事演習のさなかに実施された。また発射された26日は、4年前に韓国哨戒艦沈没事件が起きた日でもある。北朝鮮は過去2カ月、短距離ミサイルを複数回にわたって発射していた。
韓国国防省の報道官はミサイル発射について、ソウルで記者団に対し「国連安保理決議への明らかな違反であり、韓国と国際社会に対する深刻な挑発だ」と非難。一方、日本の岸田文雄外相は衆院外務委員会で、北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に厳重に抗議したことを明らかにした。
ただ、菅義偉官房長官は今月30日、31日に予定されている日朝局長級協議に関しては、中止は考えていないとし、日朝政府間協議は拉致問題という人道上重要な問題を扱う場であるとともに、ミサイルや核といった安全保障上の懸念もとりあげることのできる機会だと指摘、「わが国の立場をしっかり主張する機会にしたい」と述べた。