祖父も遊びに来てくれたけど、
祖母と叔母も時々来ていた。
叔母一家と祖父母は一緒に住んでいて、だけど、祖父だけ家の離れにプレハブみたいな孤立した部屋があって、祖父はそこで過ごしていた。
お風呂とトイレだけ家を使っていてずっと不思議だった。
それを除けば、これが普通の家庭というものなんだろう。
と、羨ましく思っていた。
泊まりに行った日には美味しい料理を作ってくれて、あったかいお風呂に入り、ふかふかの布団に、寒い日は電気毛布まで用意してくれて
お姉ちゃんの部屋には可愛いものが溢れ、お兄ちゃんの部屋には男の子らしいおもちゃが揃っていた。
叔母は美容師でいつもきれいだった。
母の姿を見て、誰も姉妹だと気付かないだろう。
だけど
祖母と叔母は宗教に入っていて、小さいながらも
「変だなぁ」
と思っていた。
泊まりに行った日に集会があると、連れて行かれた。
独特の雰囲気が苦手だった
あなたの病気はこの教えを守れば治ると、信者が母に教えに来たりしていた。