人は得るものより失うもののほうが感情を強く動かすらしい。


これからシンガポールに行って

夫は収入が上がる。


だけど、私は職を失う。


トータルで見たら、日本で共働きをしていた時よりも世帯年収は上がる。


だけど、私は自分の収入が無くなるということに

とてもとても感情を強く動かされている。


(物価も高いし、円安やし、世帯年収上がったところで、安心は出来ないという思いもある)


夫は社内で昇進という形で、何も失わずに渡星する。(環境の変化はあると思うが)


かたや私は、収入、役職、資格、全てを失ってついて行くのである。


ついて行くことを決めたのは私。

きっと、ついて行かなくても物理的・体力的・精神的に退職してただろう。



退職することに対して、

もはや負の感情は無いし、

新たにやりたいことを発見して日々邁進しているので

それをどうこう言うつもりは無いのだけれど。


「十分働いたんだから、少し休んだら?」という優しさでかけていただく言葉に少し違和感を感じつつ


この日本にはステルス男尊女卑がこうも蔓延っているのだと

思い憂う今日この頃です。



にっこりにっこりにっこり