私が作るエプロンには後ろに赤いラインが必ずついています
切ない誕生秘話をご紹介します
教育実習に行ったときのことです。
ひとりでエプロンを着れるのに、
1歳児が必ず
『ん!』とエプロンを差し出してきます。
前後を教えてほしいとの訴えでした。
前後を教えてあげるとひとりでささっと着ます。
幼いながらに前後があることはわかってる
だけど、それがどっちかわからない
そんなことで
『ひとりでできる』
を奪いたくないなぁと思いました
そんなことを考えながら
薄目👀でエプロンを見ていると
どこから手を入れればいいかわからないし
同じ色でどっちが前で、どっちが後ろか判別がつかない
そんなことから誕生したライン付きエプロン
子どもたちは逆に着ることもありますが
『赤が上になるように机に置くのよ』
『赤を持つのよ』
『赤は後ろだよ』
そんなシンプルな声がけで済んでいます
自己訂正の指標にもなっています
2歳児になると、お友だちに
『あかをもつの!』
と教えてあげています