数日後に訪れたその店は都会から少し離れた静かな場所にあった。
近くには湖があり、犬を散歩している人も目立つ。
ロケーションは文句なし。
ますます毎月のテナント賃貸料が気になる。
店に入り、オーナーと挨拶を交わす。
思ったよりもずっと若いので驚いた。
なぜビジネスを売るのか聞くと、彼女の健康上の問題だと言う。
一通り店の中を見せてもらう。
小さな部屋が3部屋。
思ったよりも狭かったが、大きな店で忙しく働くよりもこじんまりとゆっくりと仕事をしたいと思っていた私にはサイズ的にもピッタリだった。
ただ、賃貸料が気になる...。
賃貸料の他に電気代や水道代などの光熱費やその他の経費もバカにならない。
この店を訪れる前に、一般的なテナント賃貸料を調べていた。
別のレイクサイドにあるテナント管理会社に連絡して見たところ、週の賃貸料が$600(6万円)。
毎年賃貸料も数パーセントずつ上がるので、週$600スタートは手が出ない。
店のオーナーに思い切ってテナント賃貸料を聞いてみた。
「$870だよ。」
はぁ...。
$600でも高いと思っていたのに、$870は全く手が出ない。
やっぱりビジネスは甘くないのか...。
そう思っていた時だった。
「Month(月)ね。1ヶ月$870。」
なんと、週にその値段だと思っていたら、1ヶ月の金額だった。
週計算だと1週間$200ほどじゃないか!
それなら払っていけそうだ!
「電気代や水道代は月どれくらい払っていますか?」
「それも込みだよ。」
なんと!!
電気代も水道代も込みの金額だった!!
「このお店をとても気に入りました。
絶対にこのビジネスを買うので他の人に譲らないでください。
早急に売買の手続きをしたいのですが、どうしたらいいですか?」
興奮して帰宅後、すぐにビジネス売買を進めるため、弁護士を探した。