前に読んだものをまた読み返しています
心のつぶやきや日々の出来事などを詰め込んだ、日記のようなこの「つれづれノート」を、気付けば30年近く読んでいます
毎回はっとさせられる言葉があって、その行に線を引いたりページを折ったりします
なので読み返すと、その当時の自分が見えて面白いです
この本では3箇所
「私には自由で縛られないというのがいちばん重要で、」
というところと
「今の目の前の小さなことでも幸福を感じる、満足を覚えるような人になることだよ。〜略〜自分が幸せだと思えるような生き方、考え方。世の中がどうなっても、」
と
「家の中では自由に過ごせばいいじゃん。それこそが生きるだいご味だよ。」
というところ
2番目は、銀色夏生さんが自身の息子さんへの助言として語っている言葉です
言葉を扱う方の一言は重みがある、ポーズだけじゃないから
この本では、親しい人の死の訪れにも触れています
実際には知らない方ですが、本の中では見知っていたので、(えっ、亡くなったの?)とショックを受けました
限りある命について考えると、思いが溢れて言葉にできません
私には、死は到底語れません
深淵すぎて
私がこの世で息子たちにアドバイスできるのはたった一つ
「常にプランBを用意しておくこと」
それを伝えています
自分がそれで何度も救われたので、経験を元に
どうか息子たちも、素敵な作品に出会えますようにと願います