実の父親である「パパ」と母は、私が産まれてすぐに離婚し、その後お互いに再婚しているため、私の幼い頃の記憶には一切、パパは出てきません
が、年頃を迎えたある頃に母の箪笥の引き出しに見つけた写真で、パパの存在を知ることになります
それから更に数年後、二十歳を超えた私は、独自に調べたパパの消息を辿って会いに行きました
そこからパパと私は、お互いの近況報告をしつつ、付かず離れずの関係を保つこととなる訳です
パパという人はとにかく自由人で、私は彼以上に楽天的な思考を持つ人に未だかつて出会ったことがありません
自由奔放に某海外に恋人を作り、(あろうことか子どもまで)、家を建てて結局は相手方の家族に乗っ取られ、、懲りずにまた新しい恋人を作り、
遂には愛想を尽かした奥さまに三行半を突きつけられ、
2人の息子(私にとっては腹違いの弟)には呆れられ、
それでも好き勝手に生きてきたパパ
自分はゴルフに行くからと、まだ暗い早朝に電話を掛けてきては長々と話に付き合わせるマイペースさに辟易し、距離をおいたこともありました
そんなパパもここ数年、持病が悪化するにつれ、家族を頼らざるを得なくなる場面が増えてきたようです
ちなみに某海外の恋人たちとは、コロナ禍で来日出来ないまま疎遠に、金の切れ目が縁の切れ目ってやつですね(本人は認めていない模様)
そうして結局は、身の回りの世話を全て自分一人でやらなければならなくなり、加えて持病を抱えた孤独な日々、そうなってみて初めて「家族」の有り難さを痛感したのではないでしょうか
直近の電話では今までの豪快さは消えて、弱音ばかりで遂にはしくしく泣いたりもしていました
寂しさで情緒が不安定なんだと思います
私は、出来得る限りのことはするつもりですが、なにしろ距離が遠いことを考えるとそう簡単ではありません
話ならいつでも聞くから、電話してきてねと伝えました
〜少し前偶然に観始めた【俺の家の話】の、西田敏行さん演じる寿三郎がなんとなくパパと被ってしまって、沢山感じ入るものがありました〜
(同時に、親の介護について色々と考えさせられた)
息子たちをあてにするより、福祉の力を頼ってみてもいいのかも知れません
(腹違いの弟2人は)夜のお店を商っているので、昼間にパパの用事やお世話をするには限りがあります
福祉を頼ることでお互いに楽になれる部分もあると思いました、そのための制度ですし
老後のことは他人事ではないので、パパと会話しながら気付くことがいくつかあります
私にも息子しかいないから、健康を害してお世話になるようなことにはしたくないし、迷惑もかけたくないもんなぁ
「人の振り見て我が振り直せ」とはこのこと、私はパパを反面教師とし、常に我が身を振り返って軌道調整しています
SHEINパトロール中に見つけたウィッグです
こんなグレイに憧れる、毛先のブルーも
地毛でやろうとしてもこんなふうな色合いにはならないだろうけど、白髪が増えてどうしょうもなくなったら思い切ってシルバーに、と思う人きっと多いのでは
