先月の検査結果を聞きに病院へ
ついでに携帯のバッテリー交換を同じ日に予約しておいた
診察を終えてショップへ
作業が終わるまで1時間、その間は洋服や雑貨を見たり、ミスドでお茶して過ごした
入った時にはガラガラだった店内はいつの間にか満席になり、壁際に座る私の隣に、女子高生二人組が座った
座ってすぐに小さな声で「いただきます」と聞こえてきて、その瞬間私は何故だかとても幸せな気持ちになった
体調を崩し、病気になり、仕事も出来ず、人の裏切りに合い、本当だったら耐えられない数ヶ月だった
心に空いた大きな穴は塞がるどころかいつまでも乾かない傷口となって、その痛みに不安が煽られるばかりで
それでも私は大丈夫、と自分に言い聞かせここまで歩いてる
大切な息子たちの存在が支えとなり私は生きている
持ってきた西加奈子さんのこの本は、数え切れないほど読み返している
私は本を読む時、好きな文章があるとページを折る癖があって、この本にも何箇所もの折り目がついている
くすっと笑いが込み上げるエピソードがいくつもあって、口元を手で隠しながらこれを読む私は多分少し怪しげだろう
毎日、そうして、何かから誰かから私は、元気をもらってる
それはとても幸せな事である
