4/6、姉と待ち合わせて上野に出掛けた時には、自覚するような症状は何もなかったように思う
強いて言えば、出発時のバスの中で憂鬱な感覚におそわれていた事位で、人混みで息苦しさを感じるとかそういった事もなかった
精神的にではなく、明らかに身体的に症状が出たのは、その後日、仕事に向う電車の中だった
心臓が異常な位にどきどきして、息が苦しくなり、今すぐにそこから逃げ出したくなる思いに駆られてどうしたらいいのか分からなくなった
幸い下車する駅はそれほど遠くはなく、堪えながら電車通勤を続けたけれども
ある朝、どうしても電車に乗る事への恐怖に打ち勝つ事が出来なくなった
本当に突然の出来事で、あの瞬間から私は、今まで普通に、何の意識も持たずにしていた事が困難になってしまったのだった
診察を終えた後に私はネットで「パニック障害」というものを調べた
パニック発作を恐れる状態を「予期不安」といい、予期不安によって特定の場所を避けるようになる行動を 「広場恐怖」 と言うらしく、例に漏れず、私はその「予期不安」と「広場恐怖」というものに生活の全てを変えられつつあることを知った
あのまま、ただのストレスだと我慢していたら戻れないところに行ってしまったのかもしれないと思うと、行き場を失う前に病院に行けて良かったとも思う