「まさか自分が」「どうして今」
突然だと思っていても、過去を振り返ってみると予兆は何度も起きているが、些細な事の繰り返しで、多忙な日々に埋もれていってしまっていた
思い返せば「あれがそうだったのか」そう気付けても、繰り返す頻度が低ければいつしか忘れていってしまうもので
数年前、前職場で、朝礼の時に意識を失い倒れた事があった
救急車で搬送され、MRIで頭部の検査をしたが何も異常はなかった
その頃私は毎日職場で年上の女性職員2人から、過剰な干渉を受け続けていた
明らかにパワハラだった
呼吸困難や動悸めまい吐き気、身体的に症状は出ていたけれども、私はそれを職場で受けるパワハラに対するストレスだと思い、長く悩んだ末に転職を決心した
その後は出ていた症状も徐々におさまっていったが、あの頃度々おそわれていたあの症状も今思うとパニック障害の一種だったのかもしれなかった
幸い転職後は人に恵まれ、業務はかなりハードなものだったけれど、とても楽しく働けていた
そうこうするうちに長男が巣立ち、次男も続き、末っ子と2人の生活がはじまった
その辺りから仕事は急に忙しくなっていき、帰宅が遅くなり、朝は早くから出勤、末っ子と一緒に過ごす時間がどんどん減っていった
末っ子が学校に行かなくなったのもその頃からで、仕事が繁忙期の私はほぼ不在で、家でのコミニュケーションがなくなった時にも、朝の通勤のバスの中で正気を失いそうになることが何度かあった
その頃はしょっちゅう学校に呼び出されては出向き、末っ子が自転車で事故に巻き込まれたり、様々な事が重なっていた
疲れのせいかと思い、徒歩でも通勤は可能なので、運動がてらに徒歩通勤に変えると、その発作のようなものは起きなくなった
末っ子の不安定さが改善されていくにつれ、バスや電車に乗っても、叫びだしたくなるような恐怖感に襲われることも減っていった
その頃も、ストレスがそういった症状を招くのだと勝手に思って、大して深くは考えていなかった
長くなるのでいったん終わります