私のデスクの隣には部長が立っており、ばばあ2はその向こうにどどーんと仁王立ちし、座る私を見下ろしてこう言い放った



「あの、匂い、なんとかなりませんかっ?!」



ああその事かと思った



匂いとか、私がくさいということですよね、毎日何回も人の側を通る度に「くっさ」と呟いて、私はゴミですか?
私は着るものに柔軟剤を使うことも、香料が入っているハンドクリームの使用もやめました

その辺はもうずっと前に部長にも話してあります


ここまで言って私は部長の顔を見た



部長「その話は聞いている、匂いに相当気を使っていることは」



ですからこれ以上どうしろと言うんですか?大体辞めた(経理の)Nさんの方が明らかに香料の匂いがしていたのに、どうしてNさんには言わず、私だけに執拗にくさいと言い続けるのですか?



ば2「‥Nさんは席が離れていたから‥とにかくあなたは無臭になってください、耐えられないので」



は?は?ですよ



(これは実際私が言われた言葉です、一字一句変えていません)



無臭になってくださいって、、私は絶句しましたよ



部長「だったら席替えする?」



その言葉に対してばばあ2は無言



私は「レイアウト変えてください。ここまで言われてこの場所で仕事するのはメンタル的に辛いですから」



結局そのあと、レイアウトを変える話は宙に浮いたまま、次の日から、何事もなかったかのように続く毎日



私は、もうこれ以上ここにいることはないと悟った