卒業式後日、残務手続きの為訪れた学校にて



私も仕事帰りで少々遅くなってしまい、次男の担任や学年主任など、会いたかった先生方には会えず、、



教頭と淡々と話した



進路指導では本当に本当にお世話になったので、そのお礼を直接伝えられて良かったと思う



男泣きで「先生、、」と言ったきり言葉に詰まってしまった次男の姿にみんなもらい泣きだったと



「それからね、僕、〇〇(次男)君にお手紙もらったんですよー。それでも泣いちゃってね、、。自分の息子の時の事を思い出して懐かしい気持ちになりました。」




それは知らなかった



手紙といえば、式の前に親への手紙を渡される



私はそれをすぐには読めずに、ずーっとバッグの中に入れて持ち歩いていた



やっと封を切ったのは卒業式からしばらく経ってからのこと



昼休み、哀しくて悔しくて、午後からの仕事を考えると嫌になってしまうほど落ちた時にふと、



そうだ、今、あの子からの手紙を読もう



と思いトイレの個室で←かさかさと手紙を開いた



そこにはありがとうの文字が沢山沢山書いてあった



協調性のなさから学校や部活の行事には殆ど顔を出さず、そこをフォローしてくれた次男には、私の方こそ感謝の気持ちでいっぱいなのに



そういえば長男の時もそうだった



貰った手紙を中々読めずに、処方せんのように大切に持って歩いてたんだった



ここぞというときに彼らは私を現実世界へ引っ張り戻してくれる



まだまだ頑張らないとと底力が湧いてくる



男の子って、ほんと切ないな



話戻って教頭と、これまでの出来事をつらつらと話終え、私は深々と頭を下げたあとこう言った



「まだ末っ子が残っています。こちらも面倒をお掛けするかと思いますが宜しくお願いします!」




笑顔で別れたのでした



来週から月初にかけては益々慌ただしくなる



子供たちそれぞれ進級進学の準備に文字通りお金に羽が生えて飛んで行く、、