金曜、朝礼の後にちょっとした騒ぎがあった
ドライバーのms君がunへの不満を専務にぶつけていた
怒りの内容は仕事の手配のことで、割り振りに毎回振り回されていたms君の怒りが遂に頂点に達したのだった
はっきりいってうちの専務はことなかれ主義の「何にもせんむ」
ms君の目的はあくまでも「大勢の前で」意見をすることだったと思う
unは謝るでもなく、つーんとしたいつもの態度で事務所へ
それを追いかけるms君
そして事務所入り口で、大声で
「ちゃんと仕事しろよ!くそつまんねーことばっかしてねーでよ!!」
本人の目を見据えてそう言い放った
その日の夕方、ms君に会ったから
「お疲れさま~!」
と声を掛けたら
「どうだった、朝。すっきりでしょ。笑」
と返ってきて
ああ!と気付いた
ms君の行動は確信的で、まず専務に通した後、事務所に上がってきて、奥の部屋にいる会長に聞こえるように大声でunに怒鳴った
それは普段の仕事に対するものと、今まで嫌がらせを受けてきた全ての人の心の声を代弁してくれたのだった
庇ってくれたのだった
「俺はいつやめてやってもいいからよ!気に入んねーじゃん、だから言ってやったんだよ。あのくそば○あ。」
私は彼女にやられてきたこと、やられていることをいちいち職場の仲間に漏らしたことはない
なくてもunが私を陥れようと悪口を言いまわり、それが嫌がらせのレベルであることは知れ渡っているから、職場の誰もが判っているといえばそうで
知っているからこそ、助けようとしてくれる人もいる
(勿論知らんぷりの人もいるけれど)
自分がしていることは、巡り巡って返ってくる
unは自分が部長との関係を噂されていることに気付いていない
休日、二人で事務所にいること
タイムカードを押した後に事務所に残り、部長と何かをしていること
全部偶然に目撃した人達によってばれているのに
あなたのしていることは不倫ですよ、と言ってやりたい
それを棚にあげて人のことをあれこれ掻き回して
仕事は出来るかもしれませんが、人としては最低ですね、
と言ってやりたい
でもそうしたら私も同じレベルになってしまうから
私は攻撃しない
ここで密かに罵らせてもらうだけ←
私がそうしなくても、だって自ら身を滅ぼしているもの
私はその上をいく
仕事を覚えて、何を言われてもされても、やることはきちんとこなす
それ以外で楽しむ
ms君に
「ありがとう。」
と伝えた
やり方は性急だとしても、見て見ぬふりをしない彼の方が、魂レベルでいったら格が上だと思う
いつも下ネタ満載で私を笑わせてくれるのも、彼なりの思いやり
だから私は頑張れる
仲間に守られて、とても嬉しい
どんな時でも、見ている人はいる
真っ当に正直にあることは結局、最大の防御であると改めて思った