先日、大きな図書館に行く機会があって
そこでふと気になって手に取った本があった
著者を見ると、昔大好きだった作家、柏葉幸子さんだった
彼女の代表作【霧のむこうの不思議な町】を初めて読んだのは小学生の頃だった、それから、何度読んだか判らない程読み尽くした本
どのくらい読んだかというと、買い直して3冊目、といえば伝わるだろうか
スマホやタブレットを触る時間が増え、読書から段々遠ざかっている日々…
消費せねばならぬ映画にも追われて、がっつり本を読む時間がかなり減ってしまった
私、老後には()、自然に囲まれた場所で、読書を中心とした生活を送りたくて、いつもそれを妄想しているのだけど
年頭に決めた…決めたというか、前々から常に思っていたことで、
「明日が当たり前のように訪れるとは限らない。」という思いから、物事に流されることはやめようと思った
流される、というのは結局私の中では、おざなりにしてしまっていること
状況が許されない場合であっても、準備はできる
どんな形でも着手はしておくべき!そんな風に生きることに決めたのだった
で、本の話(笑)
数ページをパラパラと流し読みしただけで時間がきてしまい、殆ど読めなかったのだけど
その中のある文章で私は固まった
他の人は何とも思わないだろう
でも私は違った
物語は東日本大震災を題材としていて、偶然から出会った年代の違う女性3人が、家族として生活していくというお話
読んだのがまだほんの序章なので…多少はずれた表現になってしまっているかも
多分、この出会いは縁のあるもの
本だけに限らず、勘を研ぎ澄ませていると、出会うべくして出会うものってある
この世の全ての出来事に意味があるとまでは言わないけど、引き寄せられるものがあると思う
私が固まった一行、それは
「ゆりえさんは、暴力をふるう夫から逃げてきたのです。」
というものだった
内容を知っていたら手には取らなかった
でも、柏葉幸子さんの本ならば、きっといつかは出会っていた
そんな1冊
さて今日は、引きこもると決めた日(笑)
チョコレートをつまみながらちょっと調べものをします

ガヴァルニーのコニャックトリュフ
冬になるとカルディに置いてあるこのチョコレートが大好き
箱の開けかたの荒ぶりはお気になさらずに(笑)
良い連休を