「来年は花見酒だね。」



君にとっては一年先のことも今日の続きになるのかな



返事につまる










一生忘れない



大袈裟じゃなくそう思う



真っ暗な海の向こうのあの星空も



防波堤のお姫様抱っこも



人気のない遊園地も



展望台で交わした会話も



大通りの夜桜も



全部全部、忘れない



それが私にとっての「ずっと」なんだよ







桜に纏わる記憶が塗り替えられていく



生きるってすごいね



変化を体感できるってこと



生きてるって、奇跡だね



散りゆく桜に、そんな思いを重ねてた