寂しさに慣れることはなかった



それはいつしか私の一部になっていっただけ








時折満たされる



埋まることは、ないけど



忘れられる瞬間がある



欲しいから求めてしまうのか



結果そうなってしまうのか



私は何度も問いかける



どうしてあの人でなければ駄目なのか、と






暗い防波堤の先で見た星空は、哀しい位に美しかった



途切れない波の音



風が止んだあの時



強く強く抱き締められて私は