叶う筈のない夢を時々思い描く






どんなに強く願っても



過去には戻れないのに














君も、いつか泣き崩れたね



傷口から流れ出る血の匂いを嗅ぎ付けて、奴らはやって来る



私がそこに吸い寄せられたように





涙は乗り越えるものじゃない



体の一部となって、共に生きてゆくのだよ






記憶の一部となって、共に滅びてゆくのだよ