ぽっかり時間が空いたので
前に録画してあった映画【手紙】を観た
加害者の目線で描かれた物語です
誰にも、何にも、そこへ至るまでの「事情」がある
けれどもそれは一方的なものであり、許される理由にはなりません
犯行を行った兄、その弟、被害者の息子は三者三様の苦しみを抱え続け、6年の月日がやがていつしか形を変えていきます
憎しみや、恨みや、後悔や、哀しみを持ち続けていくことは精神を削っているようなものだと私は思います
推し量ることは出来ても、その苦しみはやはり、当事者にしか判らないものだと思います
子供と一緒に、意見を交換しながら観ました
ラストシーンではやはり、涙が溢れました
玉山鉄二さんの演技が胸を打ちました
紙に文字を綴る「手紙」というものの形が私は好きです
想いを一字一句書き連ねていく心構えが好きです
言葉は形にならないものだけど、手紙はずっと残ります
読んだ人の心に刻印を打ちます
とても良い映画でした
日曜の午後にぴったりでした