【クラッシュ】


以前一度観た映画ですが、時を経て又観たくなり借りてきました


同じタイトルでデビッド・クローネンバーグのエロエロしい映画があるのですが、そちらではなくて、タンディ・ニュートンが表紙のやつです


タンディ・ニュートン結構好きな女優で

【インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア】
や、【幸せのちから】、【2012】などにも出演しているスマートな女優さんです


映画の内容ですが、細かな部分が抜けていて、新しく観る感覚でした


人種差別や銃社会の深い闇を描いたアメリカならではの内容だと思います


事故や事件をきっかけに明るみになる人間模様を冷静かつ、容赦なく浮き彫りにしていく「身も蓋もない」ストーリーです


「透明のマント」のくだりが優しく、そこだけが救いのような気がしました


結末は、ハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、ただ淡々と続いていく人生そのもののような終わり方


「罪を憎んで人を憎まず」という言葉が頭をよぎりました


後半からは滂沱の涙でした(私だけ?)


とにかくとにかく、素晴らしい映画です