ある人が言っていた
「子育てで、様々な事を後回しにしてきた。子供が育ち、やっと自分の時間ができたと喜ぶ暇もなく、待っていたのは親の介護。このままだと、私の時間が持てるのは70代だわ!」
と
自分の時間って、作らなきゃできないものだよなぁとつくづく思いました
日々忙しいのは誰でも等しく同じ
例えば自分の為の時間がなかったとしても、他の人にとってはあなたのその「時間」が必要だったりする訳で…やはりものは考えようだと思うのです
私は、子供に手がかかるときはその時間ごと楽しむことに努めました
今しかない子育てを全身で味わうことの出来る幸せを、独り占め出来た事はとても貴重だったと思っています
私の周りには子育てを卒業した先輩が沢山いますが、皆さん口を揃えて「子供なんてあっという間に大きくなってしまうから、今の内に楽しんでね。」
そう言います
悩む私の姿を見て、「懐かしいなぁ。」と目を細めて言います
子供の成長は早い
本当に早いです
彼らが生まれてから既に、私の中ではカウントダウンが始まっていました
Xディは、巣立ちの時
残された時間を共有する事だけが私の願いでもあります
どんな時もそばにいて、喜びも悲しみも分け合える同士のような存在、それが私にとっての子供たちです
私が子供たちの為に出来ることがあるとすればそれは、彼らの足枷にならない事
私の行く末を心配することなく旅立ってもらえたならそれが本望です
「私はあなた達が大切で、かけがえのないものだけれども、生き甲斐ではないからね。」
そう伝えています
大丈夫!
私の老後は、南の島だから←
「今」を共有出来ることは奇跡です
そしてその奇跡は、形を変えて続いていくもの
ずっとずっとずーっと
ありがとう、子供たち
私の元へ来てくれて本当にありがとう