「仕方ないよね」
が口癖だった君


そうやって
いくつもの
どうしようもない事を
諦めてきたの


ため息が
行き場を失って


涙さえ追いつかなくて


いつからか求める事を
やめてしまったの


カーテンをあけても
暗い部屋の中
きこえるのは雨音


「仕方ないよね」と諦める君に


何かが違う、といいかけて

だけど違う何かが何なのか

言葉が見つからなくて


何もできない
何もしてあげられない


そうしなければ
前に進めなかったんだね


辛いね


だけど
仕方のない事