坂の上

無垢な心で
真っ直ぐに見つめる
その瞳には
偽りの欠片もなくて


きらきらと光る
未来を目指している


まぶしい思いで僕は
君を、ここで見ていた


僕はもう
坂の上まで来たから
いろんなことが見渡せる


これまで通って来た道
これから進むべき道


迷いながら
苦しみながら
何度も諦めようとした道


もうこれ以上一歩も歩けないと、涙が止まらなかった道


時間はかかったけれども
やっとここまで
たどり着いたよ


君を見ると思い出す


希望が見え隠れする
素晴らしい日々を


いつだって哀しみは
ついてまわるものだけれど

喜びの方が
ほんのちょっとだけ多い


少し離れたここから


僕は、祈っているから


自分の足で 歩いて


そして
答えを見つけて


大丈夫、
君は
一人じゃないんだよ