税法上、FX(外国為替証拠金取引)で生じた利益は、個人の場合は雑所得として他の所得と合わせて課税対象となります。給与収入が20

00万円以下のサラリーマンでも、FX投資で得た利益が年間20万円を超えれば、確定申告が必要になります。

しかし実際には、国税局もすべて税務調査ができないため、確定申告をしていない投資家の数は、計り知れないと言われているのが現状で

す。

それでは実際にどのようにしてFXで出た利益を確定申告すればよいのでしょうか。

まず経費を計上する方法ですが、FXを1年間行ってきた中で必要になった費用を経費として利益から相殺する事ができます。例えば、為替

セミナー出席代、為替に関する書籍、ネット取引に使用するパソコンなどが経費に認められます。

為替利益-経費=確定申告するべき為替利益 となります。

この「確定申告するべき為替利益」が年間20万円以下であれば確定申告をする必要はありませんし、赤字の場合も申告の必要はありませ

ん。

しかし領収書などの書類は5年間保存する必要がありますので大切に保管して下さい。領収書をもらったら月ごとに分けて、ノートなどに

ファイリングしておくと、後に確定申告をする際にとても便利です。

領収書をもらう際には、宛名は自分の名義(フルネーム)でもらい、商品名(机など)を記入してもらうのが正しい方法です。宛名が「上

様」だったり、「商品代として」、などは基本的には正しくありませんので注意しましょう。

そして経理ソフトや確定申告用のソフトを利用して月ごとに記帳し、確定申告をします。