[ツイッター詩142] (11月詩)
使っていても
それをよくわからない
ということがあり
知っていても
深みまでは知らない
ということがある
いつも放っているのに
言葉のことをよくわからない
ということがあり
ずっと生きてきたのに
生きるということがよくわからない
ということがある
人は考える坂を上ってきた
ずっとずっと上ってきた
これからも上り続けていくだろう
ところで
例えばネコが
外に出て外気をクンクンしたり
日差しを浴びて寝そべり解けている
そんなふうに
人もまた
そんな場面や時間も持っている
(知らなくても
わからなくても
いいさ)
という顔してしぜんに歩いているよ