[ツイッター詩133] (2月詩) | nishiyanのブログ

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この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。

 [ツイッター詩133] (2月詩)


(今どきお札なんてもらってもなあ)
ということはあるさ
当然誰かが作って手配して
お札というものになっているのだろう

それでも
要らなくなった人形が
なぜか捨て難いように
お札にも人形にも
たんなる〈もの〉を越えて
なにか なにかある

〈信じる〉ということがある
大石が自分から動いた
とかいう説話ではなくて
小石がふいと自分に寄ってきた
そんな気持ちになることはある
しかしいずれも似たものか

〈信じる〉者がさっと通りすぎる
はっきりとは語られない
あいまいな
言葉にはなりにくい
けれど踏み固められた道がある
ときおり冷えたことばの旅人が通る

もう少し
先まで行けるような気がする
信 信 信
シン・・・

遙か胎内生活は
言葉以前のある気配に
包まれている
滴るいのちの空気に
信のしずくが溶けていた?
確かに
信の芽はそこにあったはずだ