詩『言葉の街から』 対話シリーズ 2645-2648 | nishiyanのブログ

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この列島の一住民です。(九州)
今までにない最悪の復古的イデオロギー政権を退場させるため消費(GNPの約6割を占める家計消費)を意識的に控える活動を広めることを開始。2017.12.14に休止。★ひとり継続中。

詩『言葉の街から』 対話シリーズ



2645
林の入口に立つ
槙(まき)の木の葉陰に
人形の実たちが見える



2646
夕暮れの濃くなる
入口から
木々の時間の深みを踏んでゆく



2647
身ぶるいの恐れのようなもの
が漂(ただよ)い
足音が妙にクリアーに響く



2648
(もう引き返さなくては)
背の方から
引き止める無言がある