詩『言葉の街から』 対話シリーズ
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子どもらが遊ぶ
お地蔵さんを引いたり
転がしながら遊ぶ
こちらからの言葉の視線は
越境した子どもらの言葉に
不安と制御にうろたえる
厳(きび)しい顔の仏教が
入ってくる前の
神さんは身近であった
だから神さんを喜ばせようと
子どもらは地蔵さんを転がし遊んだ
と柳田国男は書き留めていた
遙かな古いものが残っていた
それが次第に
新しい言葉の地層に埋もれていく
2015.7.19 アクセスカウンター設置