父は夢想家だったのだというとソフトなイメージを持たれるかもしれない。では言葉を変えよう。父は狂信者だったのだ。金メダリスト、超一流アスリートに憧れ息子を怒鳴り続けた狂信者。息子に対して「俺は誰も認めるものしか認めんぞ タアケ!」という情けない男。自分の内面の頼りなさを息子に投影し何時間も怒鳴り続ける男。何度でも書く。俺は人生を取り戻さなければいけない。