玄関口に行くと靴がない


「ちっ 靴 靴!どこだよ!」


半年間も放置していたブランド物の革靴は


いつの間にか、雨ざらしにされて


あの黒光りする原型はもうない。


(最悪。このスニーカーで行けと・・・。)


そこにはいつも履くボロボロのスニーカーがあった。


だが仕方ない。時間もないし、ぱっと見ならこれでいいか。


(くさいけど・・・。)


そう思って、脚を入れると何か妙な感じがした。


(見てらんねぇ・・・って。)


想像もしたくなく


それで出たが。


俺は、後で後悔することになった。