カゼと共に流れる草花
それと共に倒れる自転車
誰もいない小屋にたたずみ
誰のせいでもないないはずの
それを見つめる
ただ、それがそれであるがごとく。
ふと振り向けば一人の少年が目に涙浮かべ俺を睨む。
なるほど、俺のせいなのか。まぁいい。そういう役は慣れっこさ。
買ったばかりらしいそれを直すと、やはりその子の自転車。
駆けつける小さな体で精一杯、俺の手を払いのけ 傷を見る。
何もなかったのかちょっと顔が笑う。 なぜか俺も笑う。
気づいたのは、少し後。
2度目の睨みが笑顔をさらっていった後の
また一人になった頃。