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 写真は、環境農園のある集落を北方から写したものです。海から約1.3㎞離れています。
 手前は、がれきが除去され、津波後に初めて作付した田んぼです。間もなく稲刈りになります。
 
 畦道の突き当たるところにあるのは、集落の鎮守の神様、吉窪稲荷神社です。
数本の松の左側に見える白木の建物が、社殿です。前の社殿は、杉林に囲まれていたため、津波で流されませんでしたが、倒壊の怖れがあるため、解体されました。杉林は枯れたため、伐採されています。
 
 その左手の大きな屋根が、照徳寺です。津波に本堂は何とか持ちこたえましたが、他の建物は流されたり、大きな被害を受けました。現在、復旧工事中です。
 寺の敷地内にあり、地域の信仰の篤かった濡れ地蔵尊は、流され内陸4㎞付近で見つかりました。
 墓石も流されましたが、ほぼ元の場所に戻され、復旧しつつあります。
 
 本堂の左側の高い木は、樹齢約400年の銀杏です。
 地域住民に親しまれてきた名木は、津波による塩害で枯死するおそれがありましたが、福岡市に本社のある九州朝日放送の「水と緑のキャンペーン基金」の支援をいただき、樹木医指導の土壌改良で持ち直しております。