思ったより短いと思いました。

懲役20年を予想していました。

 

主文あとまわしには、ちょっとビビったけど。

次女が

「檻からでたら、一緒に遊園地に行く約束を

しているの。60のじいちゃんと、30の

おばちゃんが、遊園地にいくんだよ」

と言っているのが、切ないです。

 

私も裁判長と同様、意思確認はしていないと

思っています。文字盤の意思表示には時間が

かかるので、根気強く付き合わないと意思を

確認できません。たった16分の間に、文字盤

による意思表示を受けたというのには無理が

あります。

 

せっかくASDの鑑定結果がでたのだから

「名取の施設で引き受けようとしたけど

ヘルパーや訪看で24時間看護介護する体制を

つくることができないので、妻から受け入れを

反対された。しかしお金をもらっていたし、

約束もしていたし、ASDの特性上断ることが

できなかったので、追い詰められて犯行

に及んだ。」

と正直に語ってほしかったと思います。

 

ASDの特性で独特の世界観をもっており

「自分の世界」では積極的安楽死は

必要で許容されていたことも。

 

ASDに対する理解が深まるような証言を

聞きたかったです。

 

何も真実がわからない裁判でした。