2008年11月にパナソニックと三洋電機の合併発表後、ニッケル水素電池事業の三洋エナジートワイセルと三洋エナジー鳥取が昨年10月にFDKへ売却され、次に三洋電機ロジスティクスが売却されることとなった。
三洋電機ロジは、三洋電機が50%超の株式を保有しており、三洋電機への依存度4割程度。三洋電機による経営資源の集中により、売却プロセスが進んでおり、投資ファンドであるロングリーチグループへの売却が決まったもの。売却プロセスの間、日通、ロングリーチが買い手候補にあがっていることに加え、MBOの可能性を検討しているとの噂もあった。
三洋電機ロジが上場企業であり、5/26-7/15の間でTOBが開始される。株価は1,750円であり、5/24終値に対して13.5%、3ヶ月平均株価に対して20.7%のプレミアム。ロングリーチは100%の株式買取を目指している。
三洋電機は否定しているものの、半導体とモーターの2事業の売却方針を固めたとの報道があり、同2事業その他事業の売却は加速するものと思われる。