昨日になってはじめて、ヒカキンが結婚し子どもまで産まれていたことを知った。

私はかなりの飽き性なのでハマったものはすぐに飽きてしまい、現にヒカキンも3回ハマって見事に3回飽きたのだが、それから全くヒカキン関連の情報に触れていなかったもので、まさかそんな大きな変化が起こっているとは知る由もなかった。


ちなみにこのアメーバも一度飽きたため、更新日を見れば大きく空いた期間があるのが一目瞭然である。


それに登録者数も、1000万人おめでとう、というところで飽きたので昨日見て1800万人ほどの登録者数に気付き何があったのかと驚いた。どうやらショートでバズったらしいが。

世の中の変化はほんとうに目まぐるしいものだ。知らぬ間にある人の人生が大きく転換していたりする。


ヒカキンの結婚・出産を機に、私の結婚・出産の価値観について記しておこう。

こういうのは、後で振り返って見るから面白いのだ。私はこんなにも飽き性ではあるが、しばらく時間をおいて再度同じものにハマり(もう二度と思い出されないものもあるにはあるが)、懐かしみや新鮮さを味わうことができる、なんていう面も実はある。悪いことばかりではない。だが、ある時にハマったもののグッズを衝動買いし、届く頃にはもうこれいらないな…と思うこともある。それも高校生のお小遣いにしてはかなり高かったから、すごく複雑な気持ちになった。

…話を戻し、私の結婚・出産の価値観について。

私は、男と結婚することはまず選択肢にない。

なぜかというと、これまで触れてきたあらゆる性暴力の情報を通して、男という生物が受け付けられなくなったからである。

私が将来男とは結婚しないと周りの大人に言うと、大抵いつか素敵な人に出会えるよ、とか世の中には優しい男の人もいるっていずれ分かるよ、とか言ってくる。

いや、そんなのは分かっているのだ。

そりゃもちろん素敵な男も優しい男もいるには違いない。でもそういうことじゃない。

私は男という生物とは相容れないのだ。女を組み敷く生物学的な男という存在とは。

あと、名字をどちらかが(大抵は女側が)変えなければならないことの意味が全くもって理解できない。

一定数の人にとっては、屈辱以外の何者でもないだろう。

私は将来、いれば女性のパートナーと過ごしたいし、いなければずっと1人でいいと思っている。

養子をもらうか、ペットを飼うかするのもいい。

アフリカとか、途上国で医療を届けるのもいい。

毎月多額の寄付をし、世界の恵まれない環境で耐え忍ぶ女の子たちの一助になって生きていきたい。

そう思う。


というか、たとえ男が受け入れられていたとしても、子どもを産むなどまっぴらだ。

男は何の苦痛も感じずただ目の前に赤ちゃんがぼんと出てくる。

なんて楽なんだろう。

女は命をかけて妊娠し、出産するというのに、世の中の大半の男は産まれて良かったね、で終わり。

正直育児はほとんど男がやればいいと思う。

妊娠出産という命懸けの仕事を成し終えた女にこれ以上何をどうして強いるのだろう。

あと、出産は絶対に無痛分娩がいいと思う。

痛みがあれば愛情が増すとかは迷信に過ぎない。

それに気が付けば、わざわざ半殺しの痛みを耐え抜いてまで同じ結果に落ち着く意味はない。

10万円ほどあれば済む話だし、子どもを産むと決めたのならそれほどのオカネは用意してあるはずだ。



…というように、私は将来に微塵も男との結婚や出産などというプランを見据えていない。

あとは特に言うことはない。


私一人の命で世界で苦しむ女の子や女性たちが救われるのなら、いくらでも差し出すことができるのに。


追記:ヒカキンが20億円の賃貸の家を公開する動画を見た。20億円。とてつもない金額だ。しかしそれを見て思ったのが、それだけあればどれほどの世界の女の子や女性の命が助かっただろう、ということ。もちろん自分のお金をどう使おうがその人の勝手だが、それほどの大金となると、そう思わざるを得ないのだ。一つの家族の幸せのための豪邸が、世界で今も極限状態で苦しむ、何億、何十億もの女の子や女性たちの命と引き換えになったかもしれないのに。どうしてもそう思ってしまう。

彼らは知らないし、知ろうとしていない。自分たちの世界が全てではないし、世界で女の子や女性たちが今この瞬間もどれほど残虐で非人道的で屈辱的な目に遭わされているのかということを。

私はついさっき、ウイグルの現状を訴える「私の身に起きたこと」という漫画を読んだ。ひどい体験談が多くあった。今もこの世界に存在する収容所。そこにいる人間は、人間扱いされず、人権を放棄され、死ぬまで働かされるか、女なら死ぬまでレイプやら性暴力やらされるかして、数え切れないほどの無惨で残酷で目も当てられず誰にも知られぬまま死んでいく。収容所でなくても、ウイグル人であるというだけでおよそフツウには暮らせない。たとえ日本にいようが、アメリカにいようが、どこにいようが、ウイグル人として生まれた時から。

中国共産党

それらを見てからヒカキンの動画を見たので、その20億円の一部でもウイグル支援団体に寄付してくれていたなら、どれほどの影響がもたらされていただろうと思ってしまったのだ。ウイグル支援団体だけでなく、他の団体にしても、だ。

この世は不公平にできている。

お金を持つ人はたいてい自身のものを分け与えようとはしない。しかし、お金を持たない人は、もし自分がお金を持っていたら、貧しい人や恵まれない人に分け与えてあげたいと思っている。そんな人たちもいるのだ。(セヴァン・スズキによるリオの伝説のスピーチより)


もしも本当に神様がいたのなら、こんな世界を平らにならしてしまえばよかったのに。