地元の河川には、3月中旬からゴールデンウィークにかけて「アカハラ」の大群が遡上してきました。

 

自分はあまり詳しくありませんが、正式名称は「マルタウグイ」になるのでしょうか?

 

胴体に赤い婚姻線が入った、30~50㎝ほどの釣りごたえ満点の魚です。

 

小学生の頃は、ウキ釣りで釣ってみたり、中学の時は群れの中にサビキを投げ込んだり、高校の時はルアー(スプーン)で釣っていました。

 

サビキ仕掛けは、市販のチカ用だと、ハリスがブツブツ切られてしまうので、ビニール袋をサビキにして針に着けた「自家製仕掛け」で釣り上げていました。

 

サビキ用のハゲ皮やスキンなんてものは地元釣り具屋では売ってなかったので(スキンは薬局にあったとは思いますが、、、、)白いビニール袋を小さく菱形にカットして、針に結んでいました。

 

最初は「こんなんで釣れるのか、、、、」と半信半疑でしたが、群れに投げ込むとばっちりアタックしてきます。

 

時折スレもありましたが、殆どは口にフッキングしていました。

 

自分で作った仕掛けで釣れるのは、喜びもひとしおで、春先になると仕掛けづくりに勤しんでいました。

 

 

アカハラは骨が荒く、「おいしくない」と不人気な魚です。

 


自分も釣り上げても殆どはリリースします。

 


ですが、そのころは祖母がよく「焼干し」や「あらい」にしてくれて美味しく食べた記憶があります。

 

焼干しは出汁が濃厚であったことや、何より「あらい」は、うまみがしっかりとありバクバク食べました。

 

よく言われる「ケミカル臭」的なものは一切感じませんでした。

 

調理の仕方が特別だったのか、魚体によって違いがあるのか、祖母はもういないので確認はできませんが、持ち帰ると祖母は喜んで料理してくれました。

 

今も外道で大きなアカハラが釣れますが、どうしても食指が伸びずに即リリースしてしまいます。

 

 

今度「あらい」を試してみようかな...。