以前も書きましたが自分が子供のころはサケのルアーフィッシングは殆どみられず、シーズンになると砂浜に投げ竿が乱立していました。
砂に竿立てをグサッと刺し、重くて太い投げ竿を竿立てに載せます。
あとは定期的に餌を付け替える以外は、ただひたすら待つのみ。
「長~い沈黙」
竿先が引き込まれるのを、いまか今かと待ち望みます。
意外とこの時間が楽しめたりするものです。
15歳の時は、父の仕事が早上がりになることが多く、週に1回くらい夕マズメ前から父の車で砂浜に向かっていました。
今思うと、仕事や学校終わりでサケ釣りに行けるなんてものすごい幸せなことだと思います。
当時の自分は学校終わりで釣りに行くことは普通の日常でした。
高校からは地元からでて、函館の学校へ進学しようと思っていました。
「来年からはこうして父親とサケ釣りもできなくなるんだな」
少しだけセンチメンタルになりながら、竿先をボッーと眺めていました。
そんな釣行を重ねていた15のサケシーズンは、回数の割には2匹ほどしか釣れず、父との会話がメインだったように思います。
翌年
志望していた函館の高校には落ちてしまい、結局地元の高校に進学し、相も変わらずサケ釣りにはちょくちょく行っておりました。
変わった事といえば、投げ釣りからウキルアーに釣り方が変わったことだけでしょうか。